諸々のワークショップのまとめをする前に、まずはコレを書かなければなりません。
時系列的には最近なんですけども。
横浜デジタルアーツという専門学校で行われている、ユーザーリティに関する事例共有会「新横浜ユーザビリティ研究会」なるものに先々週ぐらいに行ってきました。
詳細はこちら。
第5回新横浜ユーザビリティ研究会 報告|情報デザイン研究室
ちょっと到着が遅れまして、私が拝聴したのは【物語”を重視した取扱説明書デザインの取組み】を途中からと【XB法の紹介について】です。
物語”を重視した取扱説明書デザインの取組み
日産LEAFの説明書を、物語風に作成しましたよ、という感じ。
(ものすごくざっくりした説明でごめんなさい・・・!)
その物語の作成手順がペルソナに基づいて色々試行錯誤してるのだと。
所謂製品パンフレットのレベルだったらそういう見せ方をしてるのって演出の一つとしてわりとあると思うんですが、所謂『説明書』になるとそういう事例ないのかな。
前半部分聞けなかったのでその辺ちょっと把握しきれてないです。
ごめんなさい。
ただ、ベースのシナリオがあると改善案は出しやすいですね。
仮説が明示なので検証しやすい。
XB(クロスビー)法の紹介
本題はココ、です。
XB法の前には『ユーザーエクスペリエンスのための発想法』というコピーがあります。
experience×Brain stormingの略ということらしい。
アイディアを出す時のブレストの際に使うフレームみたいなものです。
*XB法のフレーム
・数百サンプルの「心地よい体験」を分類してまとめた6つの「型」があります。
・その型は”価値観””対象””体験”で構成されています。
(”いつ””誰が”~、みたいなものです。)・考えるべきテーマを設定し、そのテーマの言葉尻を6つのうちから選んだ1つのカードの”価値観””対象””体験”ごとに置き換えていきます。
・置き換えた3つの要素を組み替えて、そこからアイディアを出します。
(カードソーティングの要領)
言葉にすると分かりにくいので例を出すと
考えるべきテーマ:新しいスマートフォンアプリ
選らんだ型:「ずっと追いかけてきた」「真実の」「偶然出会った」
これを一定の規則で言い換えます。
(言い換え方法にコツがあるんですが、諸々の事情で割愛。特許とってるらしい&コツをつかむためにも使用法はあくまでU’eyes Designさんのワークショップと一緒にやるのがベスト。)
■ずっと追いかけてきた → 憧れだった,・・・・,・・・・
■真実の → 歴史の原点,・・・・,・・・・
■偶然出会った → 表示された,・・・・,・・・・
憧れだった × 歴史の原点 × 表示された
→アイディア:歴史の偉人についてのデータが位置情報によって表示されるアプリ
という感じです。
あくまで「アイディア」部分なので、他の諸々の手法と組み合わせて使うと『体験』が裏付けられた精度の高い製品・サービスが作れるのでは、という話。
iPhoneアプリで「発想会議」というものを作っているらしく、先日のスマートフォン&モバイルEXPOで出てたらしいですよ。
残念ながら行けなかったんですけど・・・・><
WEB以外の製品事例って中々共有する機会ないので、勉強になります。感謝。
実は、既に記事にしているHCDvalueのワークショップの説明するのにこのXB法が先にないと困るので(笑)、時系列的には前後しますがこちらのレポートを先に掲載しました。
togetterはこちら。→ http://togetter.com/li/134050