ワイキューブさんで書かれているブランディングの実験室というブログをよく拝見させていただいてます。
今月頭ぐらいにこんな記事が掲載されていました。
コレを読んでて1つ気になったのが、もしこのコピーの元に数社の防水スプレーが並んでいたらどうなんだろう、という事です。
(読んでいる限りは自社商品だけ扱ってる設定なんですけど。)
こちらの例のように専属での販売ルートを押さえていれば別ですが、基本的に1つの商材(市場)につき、メーカーは多数存在するのが現状だと思います。
『あなたの商品』とは、そういうことですよね。
例えば、商品によってはメーカーが市場認知のための広告をしているものの、実際の販売窓口は数多くの販売代理店だったりする。
(例が極端ですけど・・・。)
そう考えると、上記リンクの記事で言うなら、『レジ前という店頭で』そのコピーを置いたことが重要なんじゃないかなぁと。
お客さんとのコンタクトポイントそれぞれで何を訴求するか、なんですよね。
じゃあ、メーカのブランディングと販売代理店のブランディングって、何だろう。
そんな当たり前のことを今更にうっすら整理していたら、最近自分まわりで会社を始める人が立て続けに出てきまして。
ふと、以前紹介した『働く理由』に載っていた言葉を思い出しました。
お客様は、自分のやりたいことに対してお金を払うのではなく、お客様のやってほしいことに対してお金を払うからだ。(中略)自分
のやりたいことと、お客様のやってほしいことはまず一致しないと考えた方がいい。私も、やりたいことがあって起業したわけじゃなく、やりたいようにやりた
くて起業した。
株式会社ジョイコンサルティングの社長の言葉です。
それを思い出して、『企業』とはなんだろう、という事を再び考えたときに何となくよぎったのは、人々の願い(それはとても些細なもので)に対する解決のための手段が『企業』なんだよなー、という事でした。
社会価値とか貢献とかそんなんじゃなくて、「今目の前にいる人にとってどんなことが出来るか」。
(それは万人ではないけれど)
現状、中小企業に属するような販売代理店なんかはまさに「叶え捨て」の状態なわけで、『既存顧客』は後回しで『新規顧客』の獲得に翻弄するわけです。
そういう会社の方がお客様との距離が近いのにも関わらず。
もちろん、商品ターゲットとかそういうのはあるんですが、顧客を既存と新規とかに分けて考えることすら違うような気もするんですよね。
今日の「エチカの鏡」で『病院の接遇』を取り上げていたのですが、「今目の前にいる人に何が出来るか」ってことが「お客様との付き合い方」の原点ということを改めて感じさせられました。
そこには「既存」でも「新規」でもなく、ただ目の前の「お客様」に対して真摯な姿があるんだろうな。
もっと纏めてから書けよって感じですね・・・。
結局gdgdで今回も終わります。
考え方が足りませんねー。
