それで、売り上げに直結するキラーパスになるかっていうと違うんですけどね。
もうずっと前に出版されている『ディズニー7つの法則』っていう本の中で、ディズニーの顧客満足についてのポイントとして”細部にこだわる”ってのが挙げられていました。
この言葉をつい最近、ホンダの企業サイト見てて思い出ました。
結構前から、ホンダの休日用トップページが云々っていうのは取り上げられていましたね。
それはそれとして、私が見たのは通常のページのほうです。
今回取り上げたいのはそのちょっとしたつくりの話。
いまさらかよ!そんなの前からずっとあるよ!っていう話です。ただのメモです。
まずTOPの隅っこ。
残念ながらIEだと見えない。(たぶん)
赤い点線円で囲ったんですけど・・・ページ下部のメニューのコミュニティの右下ね。
これも前からなんだろうけど、訪問してるたびに変わるの気づいてなかった・・・!
しかも相当種類あるよねコレ。
それから、次のページ入ってからのフッターにあるカレンダー。
一番「ふぉ!」ってなったのはこっちです。
↑ ここね。
というかこのフッターまるまる1ページ分あるのがまずすごいなと思ったんだけど。
なので『何このカレンダ?』ぐらいでものっすごいスルーしてたんです。
でもある日今日のトコ偶然クリックしたんです。
そしたらページがあった・・・!
http://www.honda.co.jp/chronicle/08/24/index.html
リンク先はホンダのその日の歴史。
なんかもうナショナルサイトなんて取り上げられ尽くしてるだろうし(日本語おかしい)、いまさら「は?」とか思う人も多いんだろうけど。
いや、これ、自分で気づいたときの感動というか、テンションの微妙な上がり方といったら。
要は高感度が上がったわけですよ。
まったく買う予定はないけどもw!
自社の歴史を使った凝ったコンテンツって、日清とかがこじゃれたの作ってて話題にもなってましたよね。
日清食品クロニクル、でしたっけ。
(前に取り上げられたときよりも進化してる気がする・・・・。)
ただ、この歴史カレンダー、特集ページとして祭りたてられるわけでもなく、TOPや会社概要からもリンク大々的に張られるわけでもなく、ページフッターのさらにその下からしか行けない奥ゆかしさにキュンときたわけです。
(ホントになんで作ったんだろう。もしくはなんでこういう残し方にしたんだろう・・・。)
冒頭でも言ったけど、高感度がちょっと上がったからってすぐに売り上げに直結するとは限らないのですよ。
だから、細かい部分ってよっぽどの遊べる余裕があるか担当者自身がユーザーと「楽しむ」気があるかの心遣いがないと置き去りにされがち。
いつだったかカヤックのソースコードの中のメッセージが話題になりましたが。
細かい部分でユーザーをキュンとさせられるサイトって、悪くないと思うんです。
キュンとさせてくれる会社って、良いと思うんです。