Sometime,somewhere

マーケティングやプロモーション、メディア関連のお話をしています。たまに写真とかTVの話もします。旧ブログはhttp://s-somewhere.jugem.jp/ です。

施策の効果検証について

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ある施策を実施した際に、「効果検証」のというものはどうしても無視できないものです。
先日の宣伝会議の講座でもひとつのテーマとして取り上げられるぐらい、企業の宣伝担当にとっては重要な課題ですね。
そんな中、先日ニュースサイトにて掲載されていた記事。

エコポイント効果は“強烈”、7月の薄型テレビ販売台数
『この傾向はエコポイントの始まった5月を境に顕著になっており、BCNでは6月下旬にエコポント交換商品の詳細が発表されたことで大幅増につながったと分析している。』

とありますが、もとのBCNの分析はコチラです。
まぁ、似たようなことが書かれています。
つまり、5月から薄型・大型TVが売れているのはエコポイントの影響だ、と。
んー・・・・?
こと家電製品全体にあたってならまだしも、この「液晶TV」という商品については、エコポイント以外の外部要因が多すぎないですかねぇ。
たとえば、もうすぐデジタル放送へ移行となりますが、某芸能人が逮捕されてキャラクターが立てられたのって、4.28なんですよね。
良くも悪くもニュースになったことにより、「地デジ」問題が自然と消費者の間で想起され、購入契機となったともとれますよね。
または、メーカーのTVCMの投入量も影響しているかもしれない。
店頭の販促キャンペーンなどの状況は?
あるキャンペーンの効果検証をする場合、外部影響の変数を一定にしないと正しい検証とはいえない、とも言います。
ホントにエコポイントの影響比較を検証したいのであれば、対象商品すべてに対し行うべきであるし、単純に液晶TVの売り上げだけを取り上げたいのであれば、外部要因の列挙をひとつに限定するべきではないと思うのです。
と、いうわけで企業の宣伝担当者の皆様には、部署同士の横のつながりを絶対に忘れないでほしいな、と。
そして自戒も込めて。
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「広告効果」を高めるための1日集中講座 に参加してきました。

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有料講座なので詳細は割愛します。

先週の木曜日(7/30)に宣伝会議主催の「広告効果」を高めるための1日集中講座に参加してきました。

企業と代理店の橋渡し役、というマーケティングコンサル、とでも言うのでしょうか。とにかくそんな感じのことをやってらしている宮澤節夫氏と、企業目線からということで、参天製薬株式会社 広告宣伝担当マネージャーの橋本昌宙を迎えての講座でした。

「広告効果」と銘打つからにはWEBが中心のお話かなと思ったのですが、ほとんど話はプロモーション全体のむしろ紙媒体中心のマス広告やダイレクトマーケティングも含めた「宣伝効果」のお話でした。

IMCなどといった言葉も出てきていて、WEB+αでコミュニケーション設計が出来るようになりたいと思う私は個人的にすごく楽しかったです。

また宮澤さんがすごくステキな方で。
コピーライターのご経験もあるということで、クリエイティブの目線での「効果」の話もあったり。
質疑応答のなかでひょっと出てきた、“「目を引く」広告と「心に残る」広告は相反する”とかはすごーく印象に残っていて、このコトバを聞けただけで行ってよかったな、と。
当たり前のことなんだけどマーケターとして、制作出身者として両方の立場を経験した上でこれを言ってくれたのがとても感慨深いものがありました。

もう一人の橋本さんも、外資の有名な企業のマーケティングのご経験もされていて、それで日本企業で同じ仕事をしていくのには色々な弊害があったでしょうに、ご自身の経験を上手く日本企業に消化している方だなぁという印象が。
すごく思考力と判断力と実行力のある、いい広告主さんだなという印象。

聴講者の質問を聞いていると、まだまだ今回の講義の内容っていうのは浸透してしかるべきだな、と思いましたし、宮澤さんが最後に「広告主はもっともっと強い意思を持つべきだし、代理店はそのためにどんどん情報を開示すべきだ」ということをおっしゃられていて、このコトバを今のタイミングで聞けたことは本当に本当に、自分の中の財産になりそうです。

企業内での「宣伝担当」についてのジレンマとか、そういうのにとても良い刺激になる講座ではないでしょうか。

私は広告主でも広告代理店でもないですが、今はどちらかといえば代理店に近い立場にいます。
ですが、”広告主の立場に近い”と言える様なマーケターになりたいと改めて感じた時間でした。

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「福山雅治効果」でシェアを上げる東芝「REGZA」

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個人的に気にはなってました。
○○高感度ランキングで必ず上位に入るタレントさん。
嫌いな人はいないんじゃないか、っていうことを母と話していた記憶があります。
だからこそ、なんかいろいろタレントの力を狙っている感満載のCMがあまり好きになれませんでした。
そんなところにこんな記事。
「福山雅治効果」でシェアを上げる東芝「REGZA」――他社が悔しがるキャスティング

市場調査会社GfKジャパンによると、東芝の国内における液晶テレビのシェアは、9月の販売実績で17.5%、10月の集計で17.0%となり、2カ月続けての2位を獲得した。1位シャープのシェアが40%台であるのに比べると、その差は大きいが、これまで3位、4位のポジションだった東芝の浮上は特筆に値する出来事だ。ゲームに例えれば逆転も可能な点差まで追い上げてきた。 

市場者シェアと認知の関係についてはクープマンの目標値などでいろいろありますね。
アメトークでも液晶テレビなどについて熱く語られておりましたが、技術に詳しくない身としては確かにタレント=商品認知に近いものはあります。
技術に詳しくても「結局好みですよ」とかも言ってたしね。
その場合「好み」が技術を指すのかCMやイメージを指すのかは個人次第。
でも結局後者の方が圧倒的に多いのが市場というもの。
最近広告費でやんや言われがちですが、まだまだマスの効果っていうのはあるんだなと実感できる一例ですね。
このニュースからいろいろ皆さんの意見を聞いてみたいものです。
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・・・・というかちょっと思ったんですが、こういう広告・マーケティング的なニュースだけ取りまとめて各ブロガーのそれぞれの見解を取りまとめたサイトってないんでしょうか。
はてなのカテゴリ特化版と言ってしまえばそれまでなんですが。
ニュースでトラバひっかけるだけじゃなくてさ。
もちょっとなんかWEBだからこそのコメント拡大版の意見交換をしているような何かが欲しい・・・・。
私が見つけられていないだけか。
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クロスメディアの効果分析

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 メディア間の関係性を分析できるクロスメディアプランニングシステムを電通がプレスリリース出だしておりました。
以前テレビ視聴率や動画やECサイトの連動を検証できるシステムに関してのプレスリリースが出ていましたが(動画×テレビ×ブログ×ECサイト参照)こういうのってすごく便利だなー、とは思いつつもいつもリリースだけっていうパターンが多い気が・・・。


電通「クロスメディア開発プロジェクト」は、消費者のメディアや情報との関わり方を詳細に分析し、各メディア間の「つながりの強さ」を機軸として、クロスメディアコミュニケーション戦略の立案をビークル単位で支援できる、新しいタイプの分析・プランニングシステム「dentsu-CONNECT MEDIA®」(電通コネクトメディア)を開発し、運用を開始いたしました。


でも期待してます。
メディア間の関係性を分析できるクロスメディアプランニングシステム(pdf)
っていうかクロスイッチが面白い。

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