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デザインマーケティングセミナー「変化する消費者像とブランド戦略」

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これまた先月末の話ですが、デザインマーケティングカフェに行って来ました。
テーマはブランド戦略について。


「変化する消費者像とブランド戦略」特別講義&セミナー|こくちーず

1部 マーケティング特別講義 「変化する消費者像とブランド戦略」
第2部 デザインマーケティングセミナー 「センスの時代を生き抜く」

 

以メモです。

○消費者像は変わるもの

よく「最近の消費者は○○→△△に変わった」といわれ、△△の部分を捕らえようと必死になる。
だけど、消費者って言うのはもともと変わるもの。
消費者の選択の意思は社会的関係性の中で変化している。

最近の消費者(生活者)の傾向として挙げられる特徴は以下3つ。

①スマートエコノミー………収入はある程度あるが、購入への選択ラインが厳しい。
安ければいいわけでもなく、必要/不必要をきちんと見極める。

②エシカルコンシューマー………製品やサービスの良し悪しだけでなく、企業と購入者と社会の関係を重視する。
ヴォルヴィックの1L→10Lとか。

③ソーシャルメディア………お互いを認め合う関係。絆の強弱関係なく、弱い絆にも価値があるとする傾向。

 

○ブランドとは何か

ブランドはブランドによってしか説明できない。
即ち象徴であり、社会的に共有される価値。さまざまな社会的接点によって作られる。

①時代の価値観
②個人のライフスタイル(自己実現手段)
③パーソナルマーケティング
の3つの役割がある。

ブランド戦略は、イメージ戦略→経験の創造までを含む。
つまり課題は「体験のデザイン」

“認知”をベースとして、そこをプラットフォームとしてレゴブロックのように積み上げ・作りこんでいくもの。

 

○日本でブランド戦略がうまくいかない理由

①ブランドについて「定義」「共有」「共感」出来ていない。
SPや広告のアプローチが小手先になりがち。
宣伝戦略が商品の弱さを露呈。(タレントを使用したCMは、タレントでしか目を引けないという事。)

②消費者のウォンツばかりを見てニーズを見ていない。
(汲み取る部分が表層的すぎる。)

③マーケティングを部分としてばかりみて、戦略になっていない。
本来マーケティングはピラミッド式に下からoperation<strategy<consept<phylosophyとなっているはず。
顧客に対して何を働きかけるかをデザインすること、である。
{独り言:マーケティングの定義は今でも色々ありますよねー・・・}

 

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以上、第1部の内容まとめ。

第2部はウジトモコさんのデザイン事例を紹介していただきました。
いずれも競合の商品イメージと差別化するために商品デザインを革新したという事例。
この辺はウジさんの御本にも書かれているかと思うので割愛させていただきます。

 

この回は色々考えたかったブランドというものに関する話を聞けてすごく参考になりました。

 

例えば商品自体が独自であることって、モノにあふれた現代ではそうそうないと思うんですよね。

何かしらに必ず代替品が存在する。

そういったときに、本当に企業が顧客に提供できるものは一体何なのか。
それを企業全体で意識して考えていく必要があると思うのです。
縦割り組織では中々難しい現実なんですけどもね。

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